生理痛や月経困難症、何をご存じですか?月経困難症スコアについて

生理痛・月経困難症

生理痛や月経困難症は「あって当たり前」ではありません。
違うのですよ。あったら、要注意です。

色々な アンケート調査などで、女性の生理の周期や女性特有の疾患について、「もっと早く知りたかった」「早く知っていたら対処も変わっていた」という意見があります。この結果からも、まずは「知る事」が大事と出ています。
事実、私が診ている妊娠希望の方は若い頃に生理痛がひどかった人が非常に多くて、、100%に近い頻度なのです。
「生理痛が子宮内膜症の症状だとは知らなかったし、妊娠しにくくなるなんて考えもしなかった」
「確かに生理痛はあったけど、自分は普通に妊娠できると思っていた」
と質問を投げかけた方は答えてくれました。

そして、彼女らは全員、口をそろえて
「若い人たちには には是非、生理痛や自分の体の事を知ってほしい。」
「若いと興味がないかもしれないが、将来困ることがないように早く知ってほしい・・・」
と 言っていました。←ここ、とても大事です。

もう一度言います。
生理痛は「あって当たり前」と思っていませんか?
違いますよ。
あったら要注意です。何故なら、痛いだけではなくて他の病気が隠れている可能性があるからです。


そもそも、月経困難症って?どの位痛くなると月経困難症って言うでしょうか?
「私、出来るだけ鎮痛剤飲みたくないので家でゴロゴロできる時にはゴロゴロしているの・・・」
という方もいると思いますが、
「鎮痛剤飲まなきゃ、学業や仕事に支障が出てしまって・・・」
という方も多いと思います。

このスコア表を見てください。これは痛みの程度をご自身でもチェックできます。生理痛の強さが簡単に比較できるようなスコアです。

月経困難症のスコア表
上の段の「月経困難症の程度」 の点数と下の段の「 鎮痛剤の使用」の点数を足してください。
計算できましたか?このスコア表で3点以上あると「月経困難症」と言って差しさわりがない痛さと考えることができます。

スコア表には、月経でないとき(非月経時)の物もあります。
月経時以外の痛み(排卵時痛、骨盤痛)のスコア表
上の段の「月経困難症の程度」 の点数と下の段の「 鎮痛剤の使用」の点数を足してください。

この合計得点で、どの位お辛いのかが解ります。

さて、世の中にはいろいろな調査がありますが、大体生理の度に生理痛がある人が約3割程度いらっしゃいます。
2007年調査:https://seiritsu.jp/questionnaire/herstory.php

2013年発表:http://endometriosis.gr.jp/non-member/kaishi/kaishi34pdf/07-sympo1.pdf

日本産婦人科医会のホームページ:こちら

生理痛がある月とない月がある場合を含めると半数を超えます。

別の調査では、過多月経や月経困難症にかかった人で日常生活に支障があると答えた人が9割を超えます。
http:// file:///E:/移動/一般女性を対象にしたアンケート調査2016.02.19.pdf

そして、実際に医学の力を借りる人(受診をする人)は3割以下と言う事です。
file:///E:/移動/一般女性を対象にしたアンケート調査2018.06.01.pdf

http://endometriosis.gr.jp/non-member/kaishi/kaishi34pdf/07-sympo1.pdf

http://www.jaog.or.jp/lecture/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E5%9B%B0%E9%9B%A3%E7%97%87/

別に私はここで、「受診しましょう」という事を言いたいのではありません。「生理痛はあって当たり前」と、思わないでほしいのです。
それがまず第一です。

実際、アンケート調査でも15~59歳の一般女性 516名に対し、
「女性特有の健康問題や疾患 について、中・高校生の年代で詳しく理解しておいたほうがよいと思 うか」
と質問したところ、約 8割の女性が
「とてもそう思う」
「ややそう思 う」
と回答。
このアンケート調査では、女性特有の疾患やヘルスケアに関する知識について、 早期に理解したいというニーズは高いことがあげられています。

次に、自分の体の事を知ってほしいのです。
十分理解している方もいらっしゃると思いますが、

  1. 生理の仕組
  2. 生理痛が酷くなる病気について
  3. 普通はどのような経過をたどるのか。
  4. あなた自身の身体がどうなっているか

これらを知ったその上で、ご自身の人生設計と好みに応じた治療法やケア―を取り入れて欲しいという事です。

最後に、上記のスコア表は一つの指標になりますが、全部の施設が使用している訳ではありませんので、受診して
「スコアの点数が〇点だった」
とお話ししても、
「どんなスコア?」
と聞かれて困ってしまう可能性もあると思います。万一、受診のされる際にはプリントアウトしてお持ちいただくのが良いと思います。