産める生理痛と産めなくなる(かもしれない)生理痛って?

不妊症

ここで一つリクエストがあった記事を載せようと思います。

今までの記事を読んでいただいた方は想像できると思いますが・・・
そう、産めなくなる(かもしれない)生理痛って子宮内膜症や子宮腺筋症を想定しています。

産める生理痛とは・・・
初潮頃に生理痛がひどくても初潮からしばらくして生理痛が軽快してきて、その後も生理痛が出てこなければ、少し安心と言えます。
または、生理痛の原因がホルモンのアンバランスの場合は、少し手を加えることにより妊娠に近づくことが出来ます(ホルモンバランスが悪く、排卵がうまくいかない場合は別の意味で妊娠しにくいとも言えます)。

生めなくなる(かもしれない)生理痛・・・
初潮頃の生理痛があっても無くても、その後生理痛が続いき、かつだんだんひどくなる場合は産めなくなる生理痛(子宮内膜症・子宮腺筋症)の可能性があります。間違えてほしくないのは内膜症があると=不妊・・・という訳ではないと言う事です。

どんなにひどい内膜症があっても妊娠する人は妊娠しますし、たとえ内膜症がなくても妊娠しない人は妊娠しません。

ただし、不妊外来に通う人達はそうでない人達(さして苦労なく妊娠した人達)と比べて、子宮内膜症をもっている率が高いことが解っています。

なので、子宮内膜症は不妊に関して何らかの関係があると考えられています。

  • 子宮内膜症と不妊との関連は明らかであるが,子宮内膜症が妊娠成立を阻害するメカニズムに関しては十分解明されていないません。
  • 子宮内膜症患者の30~50%が不妊症です。
  • 不妊症患者の25~50%に子宮内膜症が認められます。
  • 不妊患者の子宮内膜症罹患率は正常婦人の6~8 倍高い.
  • 正常婦人の月経周期ごとの妊孕率は15~20 %であるのに対し,子宮内膜症患者は2~10%に低下します。

参考資料:子宮内膜症性不妊の治療方針(日本産婦人科医会のHPから)

子宮内膜症性不妊の治療方針 不妊を伴うチョコレート嚢胞の取り扱い