4. あなた自身の身体がどうなっているか・・・その3・・・検査(超音波・MRI・CT)について

あなた自身の身体がどうなっているか

子宮や卵巣の形を見るための検査

超音波検査の特性

利点
・リアルタイムの動画で臓器の形や動きを見る事ができる
・機械そのものも巨大ではないので、ベッドサイドなどでも簡便にできる
 (もちろん外来でも)・・・婦人科の超音波だと禁食などの必要もありません
・放射線を使用しないので、被爆の心配がない。

欠点
・ガスに弱い
腸の中にはどなたでもガスがあります。
 超音波の機械と見たい場所の間にガスが入ってしまうと見れなくなります。
・超音波の画像は、検査した本人が一番わかる。

その他に、骨の中までは見れない(頭の中は見る事ができない:胎児は別です)という欠点もあります。

(産)婦人科で使用する超音波は、経腹等音波と経膣超音波の2種類があります。

経腹超音波は、お腹の上から機械を当てて観察します。
長所:恥ずかしさが少ない。若年者向け
短所:経膣超音波より精度が低い。検査時の状態により見えにくくなる。

 超音波は、ガスに弱いためにお腹の上から見る場合には、横になった時に子宮の上にある膀胱に尿をいっぱい貯めた状態にすると腸が超音波の機械と子宮や卵巣の間に入りにくくなり、観察しやすくなります。
若い方で、婦人科受診する際は念のため「おしっこ行きたくて仕方がない」位の状態にしておくと、超音波がスムースに見れます。

経膣超音波は、内診の時に膣内に機械を入れて観察します。
長所:機会が子宮や卵巣の近くまで寄れるので、精度が高くなります。
短所:性交経験のない若年者などの場合には向かない。

大きな筋腫や卵巣嚢腫の場合はその特性上、全部を見ることができない場合があります。
(そのような場合は経腹超音波で観察します)

 

MRI(とCT)

開発の経緯がCTが先でMRIが後ということもあり、以前は婦人科でもCTも頻繁に使用されていました。
しかし、産婦人科疾患はMRIの方が精度が高いので最近ではMRI撮影の頻度の方が高くなっています。

・MRIもCTも臓器の断面図を得る事ができます。
・MRIは放射線を使用した検査ではないので、被爆の心配がありません。
(CTは放射線を使用するので、一定量の被爆をします)
・臓器の断面図を細かく撮影する事ができます。
・(狭い室内で)数十分じっとしていなければなりません。
・MRIは撮影時に大きな音が出ます。
・病気や臓器によってはCTとMRIの両方を撮影することもあります。

CT:放射線の吸収量でコントラストを付ける
MRI:脂肪や水分を利用してコントラストを付ける