病院を受診した際、 「婦人科医は頭の中で何を考えている???」

産婦人科医の頭の中

リクエスト記事です。

 

あなたが病院を受診した時、診察した医師は何を考えているでしょうか?
・・・・これが解ると、疑問の一部が解決するかもしれません。

言われるがままではなく、自分の意思を上手に伝えることで
場合によっては診療がスムースに進むかもしれません・・・

診察時に、医師はこういう順番で考えます。

① 患者さんの症状や状態を診て最初に緊急性の有無(命に関わる状態かどうか)を判断します。

→緊急性がないと判断されれば、次に診断行為に移ります。

診断行為の最中でも、緊急性がある所見が見つかればその対応にうつります(すぐに入院していただくとか緊急対応ができる病院へ搬送する・・・とか、すぐに点滴をするなど)

② 診断の際には、最初に自分の科で扱うべき病状かどうかを考えます。

→明らかに自分の科ではないと考えられる場合には、該当科をお勧めする場合もありますが、検査などで自分の科ではないことを確認してから、他の科に行ってもらう場合が多くあります。
検査なしで該当科をお勧めする場合も必要であれば、受診までの間に内服する薬の処方をしてくれる場合もあります。

→検査をした場合、結果が出るまでの間も、症状次第で症状緩和の為の投薬がされることは多くあります。

③ 診断(病名を付ける、またはどのような状態かを判断する)を行います。診断には、検査がセットになる場合が多くあります。

→問診だけで診断がつけば、その時点での投薬もあり得ます。

(例:感冒・上気道炎など)

→診断する際に検査を行う場合、「必要な検査」もありますし、「念のための検査(可能性は低いが、万一を考えて・・・)」を提案されることもあります。

例:必要な検査の説明は不要だと思います。どうか受けて下さい。
念のための検査は、「たぶん、大丈夫と思うがまれに○○の事が
あるから、念のために検査しておきますか」と提案される場合も。

・・・・・婦人科で言えば、関係ない症状で来院した場合でも、
1年以内に子宮がん検診を行っていなかったら、
「内診のついでに子宮頸がんの検査をする」など。

「念のため」の場合の〇〇の可能性の頻度などを確認してから決めるのも良いでしょうし、〇〇の可能性の説明を聞いてから、必要がないとお感じになった場合には、不要と思う旨を申し出るのも良いと思います。

例えばその日でなくとも、すでに近々に検査予定があるなどの場合は尚更です。ただし、伝え方には工夫が必要です。〇月に検査その検査の予定があるからとか、少し様子を見てからにしたい、次回以降にしたいなど、(これらの場合は、ご自身で判断して断った・または延期したことを覚えておきましょう)。

もちろん、安心するためにお受けになりたい場合はお受けになってください。

「念のため」の検査は強くは勧められないでしょうが、医師の方で
「何かを強く疑っている」
時には、
「いや、今日受けておいた方が良い」
等の提案があると思います。

→検査の結果、自分の科ではないことが判明した。
この場合は、該当科に紹介します。

→検査の結果、自分の科であることが解った=治療開始

となります。

 

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内診を受けない・・・

と言う選択肢もあるのだと思います。

ただし、医師には疾患を診断する際に注意義務がありますので、ご自身がメリット・デメリットを十分理解した上で、内診を受けない判断をしている旨を説明すして、担当医の理解を得るようにしましょう。